コラム
夏に多い目の病気【結膜炎】
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楽しいことが盛りだくさんな夏。
満喫したい季節ですが、この時期に増えてしまう病気もあります。
そのひとつが結膜炎。
家族が持ち帰ってあっという間に家族間で広がったり、レジャーを楽しむ中で移ってしまったり・・・。
とても感染しやすい病気なので、この病気がどんなものなのか、そして予防対策の方法を知っておきましょう。
目次
夏場になぜ増えるの?
夏場は細菌が繁殖しやすい時期です。
暑さで体力が落ちれば免疫力も低下し、病気に感染しやすくなります。
また、プールを介して感染してしまうこともあります。
結膜炎の原因となる多くはアデノウイルスによるもので季節を問わず1年中感染する可能性があり、夏に感染力が強まるものではありません。
しかし夏の環境がウイルスには好条件になってしまうのです!
移ってしまう結膜炎の種類
結膜炎にはいくつかの種類がありますが、人に移ってしまうのはウイルス性のものです。
・流行性結膜炎(はやり目)・・・アデノウイルス感染により起こります。
目の充血、目やに、痛みや涙などを引き起こします。
耳の前のリンパ節にも腫れが生じます。
・咽頭結膜熱(プール熱)・・・アデノウイルス感染により起こります。
目の充血、目やに、痛み、涙のほかに高熱や咽頭痛がつらいものです。
・急性出血性結膜炎(アポロ病)・・・エンテロウイルス、またはコクサッキーウイルス感染により起こります。
強い充血、目やにや目がゴロゴロするような違和感があります。
この他、結膜炎の原因としてアレルギー性や細菌性のものがあります。
アレルギー性はもちろん、細菌性の場合も周りに移すことはほとんどありません。
家族に移さないようにしっかり対策をしましょう!
結膜炎の大半の原因となるアデノウイルスは非常に感染力が強く、特に家族間であれば簡単に移してしまう可能性があります。
適切な予防対策をしましょう。
・こまめな手洗い・手指消毒、ドアノブなど共用物の消毒をする。
・タオル、洗面器などの供用を避ける。
・目が気になる際は素手ではなくティッシュペーパーなどで拭き取り、適切に捨てる。
感染経路は目ではなく主に『手』です。
触るものの供用はできるだけ控え、手洗い消毒で清潔にしておきましょう!
予防ができていれば怖くない!
感染しやすく周りにも移してしまいやすい、気を遣う病気ですが、しっかりと予防対策を実行できていればそう怖がることはありません!
手洗いや消毒の徹底は、結膜炎だけでなく他の感染症予防としてももっとも有効な健康の基本です。
全部まとめて予防してしまいましょう!
元気な体とキラキラな目で、夏を目一杯楽しみたいですね!