コラム
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目次
温めると冷やすの使い分け
現代人はパソコンの画面に向かって仕事をする人が多く、暇があるときはスマホでSNSやニュースをチェックをしている人も多いのではないでしょうか。
画面をじっと見続けていると目の奥の筋肉がどんどん固まっていき、血行が滞るようになって疲れ目の原因になってしまうのです。目の疲労は放っておくと、やがて肩こりまで引き起こすこともあります。
そのため「目の奥が重たくなってきた」と思ったら早めに目のケアをしてあげることが重要です。
目のケアのときには「温める」と「冷やす」、この2つの意見がありますがどちらが正しいのでしょうか。
眼精疲労が蓄積したときのケアは目を温めるのが正解です。温めることで収縮した血管が広がり、血行がよくなるのです。
では、目を冷やしたほうがいいのはどんなときなのでしょうか。それは目が充血したり炎症を起こしたときです。充血や炎症が起きているときは目の血管が広がっている状態です。そのときは目を冷やすことで血管を収縮させ、血液の流れを穏やかにすることができます。
また、目が熱っぽいときや、目の周りを打撲したときも冷やすのが効果的です。
温め方・冷やし方
患部を温める治療を「温罨法(おんあんぽう)」といいます。目に温罨法を施すときは蒸しタオルを使用するといいです。
お湯を浸してから水気を切ったり、水を浸してレンジで温めるだけで蒸しタオルができます。蒸しタオルを作るときは火傷しないように注意してください。お湯が熱すぎたり、レンジで長く温めすぎると触ったときに火傷する危険があります。
温度としては40℃くらいがちょうどいい温かさです。
目を閉じて蒸しタオルを乗せ、そのまま10分ほど患部を温めれば、疲れ目が解消されます。蒸しタオルを作るのが面倒というときは、市販の温かいアイマスクや入浴中にお湯に浸したタオルを使用する手もあります。
患部を冷やす治療は「冷罨法(れいあんぽう)」と呼ばれます。目の充血などを抑えるために冷罨法を行うときは、氷水につけて絞ったタオルや、保冷剤を巻いたタオルを目に乗せるようにしましょう。ただし、視神経症を患っている人は、目を冷やすと症状が悪化する可能性があるので注意が必要です。
状況によって使い分けよう!
疲れ目のときには温罨法、充血や炎症のときには冷罨法を施すことを覚えておきましょう。
目を健康な状態に保つには状況によってこの2つの治療法を正しく使い分けることが大切です。疲れ目のときに目を冷やすと血管はますます縮まり、充血のときに温めると目がさらに赤くなってしまいます。
間違った治療は症状の悪化につながるので、正しい知識をもって目のケアをしましょう。