コラム

近視の人口が急増しています!!

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近視とは?

近視は、目に入った光線が網膜の位置よりも手前でピントを結んでしまう屈折異常の症状です。

正常な眼の場合、目に入った光線は網膜の上でピッタリとピントが合う仕組みになっています。

純近視と呼ばれるタイプの人は眼軸長が通常よりも長いことが多く、正しい位置でピントを合わせることができません。

そのため、正常な視力の人のように物をはっきりと捉えることができず、「見えにくい」や「輪郭がぼやける」などの症状が現れてきます。

メガネやコンタクトレンズなどを利用してピントを調節することで、単純近視の見えにくさはある程度解消します。病的近視と呼ばれるタイプは、眼球の裏側の変形などが原因になっているのが特徴で、症状が進行する恐れがあります。

小学生・中学生の近視も急増!

近視は、大人ばかりでなく小学生や中学生などの子供の間でも急増する傾向があります。

文部科学省が発表しているデータでは、1992年から2012年までの20年間で、近視を抱える子供の割合が大きく増加したことが明らかになっています。とくに増加率が高いのが、0.3未満の人の割合です。近視のレベルは、ディオプトリーと呼ばれる屈折度数の数値で表されます。

この数値が大きいほど、近視のレベルが高いとみなされます。視力が0.3の人は、ディオプトリーの数値が比較的低い軽度近視や中等度近視に該当することが多いです。

しかしながら、視力が0.3以下になるとディオプトリーの数値がさらに高い強度近視に該当する危険性がでてきます。

裸眼の視力が0.3以下の子どもが増加していることから、2012年以降は強度近視になっている子どもの割合も増えている状況です。

失明する可能性も…!

強度近視になると、さまざまな目の病気にかかるリスクが高くなると言われています。網膜?離や緑内障、黄斑部変性などは、強度近視の人に多い病気のひとつです。

このような病気は、失明につながるケースもあります。強度近視の人は、とくに眼の健康に注意をする必要があるでしょう。

強度近視の人が失明のような重大な症状を避けるためには、病院で定期的に眼の健康チェックを受けたり、眼のストレスをできるだけ和らげる工夫をしたりするのがひとつのアプローチです。

日ごろから物の見え方に異常がないかどうかをチェックして、違和感があるときはすぐに眼科医の診察を受けるのがよい方法になるでしょう。

「パソコンやスマホを長時間使用するのを避ける」や、「勉強や仕事の合間に適度に眼を休ませる」などの対策は、強度近視を予防するために役立つ可能性があります。