コラム
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近眼で悩んでいる人にとって、裸眼ではっきりと見えることは共通の憧れと言えるでしょう。
レーシック手術を受ければ、劇的に視力が回復して眼鏡もコンタクトレンズも不要になることがあります。レーシックとはどのようなものでしょうか?
もしレーシックを受けたいと思ったら、事前に知っておくべきことがあるので、後悔しないように注意点を紹介しましょう。
目次
レーシックとは?
レーシックとは、角膜をエキシマレーザーというレーザー光線で削り、角膜の局面の角度を変化させる手術のことです。
角膜のカーブが変化すれば、近眼の原因である屈折異常を矯正することができるのです。レーシックはロシアで始まり、次第に世界に広がって日本でも手術を受ける人が徐々に増えるようになりました。
レーシックのメリット・デメリット
近眼の人たちは、眼鏡やコンタクトレンズがないと日常生活に支障をきたしてしまいます。
眼鏡やコンタクトレンズは軽くて丈夫なものに進化してきたとはいえ、衝撃に弱く紛失したり破損したりすることも珍しくありません。
たとえ長持ちしても、近眼が進んで目に合わなくなったら買い替えなければならないでしょう。レーシックによって視力が回復すれば、こうしたわずらわしさから解放されることになります。
しかし、近眼を抜本的に解決するレーシックにもデメリットはあります。
レーシックを受ければ遠くを見る視力は改善されますが、逆に近くを見ることは難しくなることがあるのです。また、いわゆる鳥目と言われるように、暗い場所で視力が衰えることも避けられません。
暗い場所で急に明るい光に遭遇すると、滲んで見える現象が起こることもあるでしょう。そして、角膜を削った後はもはや元の形に戻りません。
強い近眼を矯正しようとして手術を受けた場合には、さらに不自然な形状に変形してしまい、かえって視力が低下してしまうリスクも負うことになります。
レーシックを受けると、角膜が混濁して視力が低下してしまうこともあります。レーシックの術後に感染症に陥ることがあり、重篤化すると角膜移植をしなければなりません。
移植が上手くいかない場合は、失明してしまうこともあります。
また、角膜を削ることにより知覚神経が切れてしまいドライアイになる可能性も否定できません。それから、正確な眼圧測定が困難になるというデメリットもあります。
眼圧測定ができないと、緑内障になっても把握することができません。緑内障は罹患しても自覚症状がなく、いつの間にか失明に至る恐ろしい病気です。
レーシックにより眼内レンズの度数の把握もできなくなるため、白内障の手術も困難になることも忘れてはいけません。
レーシックを受ける前にトライすべきこと
レーシックは1回の手術で視力回復可能なので大変魅力的ですが、自費治療のため高額となります。
レーシックによる矯正には限度があるため、強い近視や乱視の場合にはレーシックを受けても視力が改善しないこともあります。
そして、術後も不具合の生じないよう定期的な健診が欠かせません。手術に不安の残る場合は、先に眼筋を鍛える器具を利用して視力回復に努める方が安全かもしれませんね。