コラム
緑色は目に良いって本当?
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疲れ目を解消する方法として、緑色を見るのが良い方法とされています。
目に優しい色として知られている緑色ですが、なぜ目に優しいとされているのかはあまり知られていません。
また、緑色なら何でも良いというわけでもないので注意する必要があります。色が目にもたらす影響や、目を労わる方法について詳しく学びましょう。
目次
緑色は副交感神経に良い刺激をもたらす色
色が人の目に影響をもたらすことは古くから知られています。また、光には波長があり、その波長の違いが人の目には色として認識されているのです。
波長が短いほど青色に近づき、逆に波長が長いほど赤色に近くなります。緑色は人の目で認識できる光の波長でほぼ中間の位置にあり、目にかかる負担がもっとも少ないとされています。
緑色は自律神経のひとつである副交感神経に作用する色であり、長時間見ることで心身の緊張を緩和させるリラックス効果を得ることができます。
遠くにある山や森林を眺めると気持ちが安らぐのは気のせいではなく、緑色がもたらすリラックス効果によるものです。
また、遠くに視点を合わせることで目の筋肉が緩むのも疲労の軽減に繋がります。
赤色を長く見るのは目を過度に緊張させる
緑色を見るのは目に良いとされている反面、赤色を長く見るのは目に良くないとされています。これは赤色は光の波長が長い色であり、目が疲れやすいためです。
また、赤色は暖色系であり、精神を高揚させる効果があります。
眠気を軽減させ、集中力の増進に繋がるので仕事に従事する際には役立つ色ですが、逆に心を落ち着かせたい時には非常に不向きです。
赤色に囲まれていると緊張した状態が続くことになるので、寝室などリラックスすることを目的とした部屋の壁紙や装飾品には避けた方が良いと言えます。
目の緊張を緩和させる一方で視力をあげる効果はない
遠くの緑色を眺めることで目の緊張が緩和され、疲れ目や視界のかすみが軽減されることがあります。
しかし、緑色はあくまでも副交感神経に作用してリラックス効果をもたらすだけなので視力があがるようなことはありません。
また、緑色なら何でも良いわけではなく、テレビモニターの緑色を近くで凝視するなどの行為は却って目が疲れてしまうので避けるのが賢明です。
日頃から目を労わることがクリアな視界を保つコツ
疲れ目は視界がかすみ、ピントが合わなくなるなどの不具合をもたらします。
特にパソコンやスマホを長時間見ることが多い現代人は目が疲れやすいと言えるので、適切なケアが欠かせません。
目の疲れを感じたら遠くの山や森林の緑色を眺め、目の緊張を緩和させることを心がけましょう。はっきりとした視界を保つには日頃から目を労わることを忘れてはいけません。