コラム
※ 本記事は広告を利用しています
眼科や眼鏡店などでポスターや宣伝広告を見るとHEV光線という名前が目立つようになり、目の健康との関連性についても論じられるようになってきました。
HEV光線とは一体どんなもので、目にどのような影響を与えるリスクがあるのかを知っているでしょうか。
HEV光線の対策が重要と言われるようになった理由と具体的な対策方法を紹介します。
目次
HEV光線とは?
HEV光線のHEVとはHigh-energy Visibleの略で、HEV光線とは高エネルギー可視光線を意味します。
可視光の中でもエネルギーが高い波長の光のことを指していて、具体的には400nm~420nmの波長領域に入っているものが該当します。
これよりも短い波長の光が紫外線で、目だけでなく皮膚などの色々な器官に対して害をもたらすことが知られている光です。
そのため、紫外線をカットしようという考え方が広まっていますが、じつはそれよりも波長が長く、濃い青色を示す光も過剰に浴びてしまうと目の健康に影響を及ぼすことが解明されてきています。
HEV光線が目に与える影響は?
HEV光線が目の健康に及ぼす悪影響は実は原理的には紫外線とほとんど同じです。
強いエネルギーの光によって活性酸素が生み出され、タンパク質やDNAなどを傷つけてしまう酸化ストレスが発生してしまいます。
目の場合には特に黄斑に酸化刺激が蓄積しやすく、視力の低下や視界の歪みが起こる原因になります。
加齢黄斑変性症や白内障をもたらす原因にもなり、状態が悪化すると失明するリスクもあるので注意しなければなりません。
対策
HEV光線の対策をして目の健康を守るためには目の内部、特に黄斑に直接HEV光線が届かないようにするのが大切です。
UVカットと同じ原理でHEV光線をカットする眼鏡を使用するのが対策方法として挙げられます。
眼科や眼鏡店では光の吸収スペクトルを測定してきちんとHEV光線をカットできるレンズかどうかを判定してくれるサービスもあるので、今のレンズがHEV光線をカットできるかを確認してみるのも良いでしょう。
また、ルテインなどの目を光から守る成分を摂取するのも良い方法です。
緑黄色野菜などに含まれていますが、大量のルテインを摂取するのは大変なのでサプリメントを使うのが合理的でしょう。
HEV光線対策をしていつまでも健康な目を!
紫外線が目に悪いことは以前からよく知られていましたが、HEV光線も目の健康を害するリスクがあります。
加齢黄斑変性症や白内障などに悩まされてしまわないためにも早めの対策が大切です。
HEV光線をカットできる眼鏡を普段からかけるようにしたり、ルテインのように目の健康を守れる成分をサプリメントで摂取したりして対策しましょう。