コラム
目のケガと応急手当についてご紹介
※ 本記事は広告を利用しています
日常生活を送っていると、思いがけない事故やドライアイなどの眼病が原因で、目の痛みに悩まされることがありますよね。
痛みの原因は、うっかり液体が目に入ってしまった、何か物がぶつかったなどはっきりしている場合もあれば、突然目が痛みだしたなど心当たりがない場合もあります。
そこで、ここでは症状が起こる原因別に、目のケガや応急手当の仕方、受診の目安についてご紹介します。
目次
目に液体が入ったとき
ヘアカラーの液が目に入ってしまったなど、目に液体が入ったときは、急いで水道水で10分以上かけてよくすすぐことが大切です。
目をしっかりと見開いて、水道水でそのまま洗い流すか、大きめの容器にたっぷりの水を張って、目をひたしてください。
液体では、とにかく早めに流してしまうことが大切です。
それと同時に近くの家族などに知らせ、周りに人がいない場合は自分自身で近くの眼科に電話をします。
そして、何の液が目に入ったのかなどを詳しく説明した後、医師の指示を受けて受診してください。
目に固形物が入ったとき
草むしりや花木の手入れなどをしていて土が目に入ったなど、固形物が目に入った場合も、まずは水で洗い流します。
液体のときのように、10分以上も洗い流す必要はありませんが、十分すすいで異物をしっかりと取り除かなくてはいけません。
このとき、もし目から血が出ていたら、タオルやティッシュなどやわらかい布をそっと添えてください。
ポイントは、異物を押し付けてしまわないよう力を入れて目を押さえないことです。
それからすぐに眼科に連絡し、医師の指示を仰いでください。
目や目の周りを打ったとき
子どもの練習試合中に野球ボールが当たってしまったなど、目や目の周りをぶつけてしまった場合には、症状があるかないかで対処の仕方が変わります。
まず、目の見え方がおかしいときや、目に痛みがあるときは、すぐに緊急外来に電話をして眼科を受診してください。
診察が遅れると、急激な視力低下など、取り返しがつかないことにつながる恐れがあります。
一方、これといって何の異変も感じられないときは、落ち着いてから、念のために眼科に行って、検査を受けておくのがいいでしょう。
原因がわからず痛みがあるとき
一番痛みをそのまま放置してしまいがちになるのが、目が痛むけれど特別な原因がわからないときです。
この場合は、痛み以外にも症状があるかがポイントになります。
急にものが見えづらくなったり、見え方がおかしくなったり、頭痛や吐き気などの症状もみられたりするときは、すぐに眼科を受診しましょう。
緑内障など視力を急激に悪化させる病気のほか、くも膜下出血などの重大な病気が潜んでいる可能性もあります。
また、痛み以外の症状がない場合は、時間のあるときに早めに眼科を受診してください。
痛みを放っておかないことが大切
目が痛む場合には、少しでも早く眼科を受診しておく必要があるときと、落ち着いて受診すればいいときがあります。
痛みの原因をよく考えて、自分の場合に合った対処方法をとることが大切です。
目に異常があるのにそのままにしておくと、大幅な視力低下や眼病、最悪の場合には失明などにつながるリスクがあります。
少しくらいの痛みだからと我慢しないで、適正な処置を行ってから早めに眼科に相談しましょう。