コラム
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映画が面白くて何時間もテレビを観ていた、ゲームに夢中でずっとスマートフォンをいじっていた、仕事で長い時間PC作業をしていた……そんな時に、目の周りが辛くなったり、体がだるくなったりしませんか? それはもしかしたら眼精疲労の症状かもしれません。
眼精疲労は目を使いすぎることで起こるものですが、目の疲れだけでなく肩こりや頭痛を引き起こすこともあります。
でも、どうして体じゅうに問題が起こるのでしょうか?
目次
血行と目の関係
目と血行は深い関係にあります。
血行は体じゅうの内臓や筋肉に栄養や酸素を運んでいらないものを回収する働きを担いますが、血行が悪くなると目の周りの筋肉や瞳孔を調節する筋肉(毛様体筋)の働きが悪くなります。
さらにそこから無理に目を使い続けると、瞳孔を調節する筋肉と関連が深い自律神経のバランスも取れなくなり、肩こりや頭痛など、目以外の場所にも問題が出てきます。
これが眼精疲労と呼ばれるものです。
冬は要注意!
特に寒さが厳しい時期になると血行が悪くなりがちです。
その原因となるのが、体に備わっている体温調節機能です。
人は寒さを感じると、脳に「寒い」という伝令を伝えます。
そして体の熱を逃さないように、全身の血管を縮めます。
体の血管の道を細くすることで、熱を逃さないようにするのです。
ですが、細いストローと太いストローどっちの方がたくさん水を運べるかと言えば太いストローの方ですよね。
だから血管が細くなると、血行が悪くなります。
また、体温調節機能は自律神経とも関係があります。
自律神経のバランスが崩れると体温調節がうまくいかなくなり、血行も不安定になります。
冬は目にとって辛い時期なのです。
血行をよくする方法
では血行をよくするにはどうしたらいいでしょうか。
寒さで血管が縮むなら、体をしっかり温めてあげることが血行の改善に繋がります。
まずは体を温める食べ物を摂りましょう。
生姜、かぼちゃ、ニンジンや大根などの根菜は体を温める効果があります。
また、40度のお風呂にゆっくり浸かると、全身の血行がよくなります。
目の周りの血行をよくする方法もあります。水で濡らしたタオルを電子レンジで1分ほど温めて、タオルを目の上に乗せてリラックスしましょう。(※火傷には十分注意してください)
目を労ってあげよう
目と血行の関係のお話、いかがでしたでしょうか。
人が働きすぎると疲れてしまうように、目も使いすぎると疲れてしまいます。
だからこそ目がしっかり働ける環境を整えてあげたり、リラックスする機会を与えてあげることが必要なのです。
また、目を大切にすることで人の体も労われます。
これからも上手に目と付き合っていきましょう!