コラム
飛蚊症ってそのままにしてて大丈夫?
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人間の目に関わるいくつかの病気の中でも、自覚症状がありながら内容について詳しく理解せずに放置し続ける人も多いのが飛蚊症です。
他の目の病気に比べて、日常生活への影響が少ない点が放置の理由と言われています。
人によって症状に個人差はありますが、対処が必要なケースもあることから、正しく理解しておかなくてはいけません。
目次
飛蚊症とは大きく分けて2種類ある
視界に糸くずのような物が浮遊しているように見える飛蚊症は、大きく分けて生理的、病的の2種類です。
生理的飛蚊症は加齢による目の衰え、仕事疲れや人間関係などで溜まりやすいストレスが主な原因と考えられています。
一方病的飛蚊症は、文字通り目に関わる病気が原因です。
男女共大半の人が、精神的ストレスが原因で発症すると言われています。
飛蚊症をそのままにしておくと・・・
ストレスで起きる生理的飛蚊症の場合は、環境や生活習慣を改善することで解消するため、特別な治療は必要ないと言われています。
しかし、目の病気が原因で発症する病的飛蚊症の場合は注意が必要です。
飛蚊症に繋がる代表的な病気として、「網膜剥離」、「硝子体出血」などが挙げられます。
網膜剥離は眼球内にある網膜が剥がれることで視力が低下する病気で、適切な治療を受けないと失明するケースも少なくありません。
硝子体出血は、眼球の中で起きた出血がそのまま停滞してしまう病気です。
そのまま放置をしておくと、血液の混入で常にモヤがかかっているように見える、
所謂、霧視状態になります。
網膜剥離程深刻でないとはいえ、視界がハッキリしていない状況で生活を続けていれば、事故などのトラブルに巻き込まれる可能性も否定できません。
特にこのような人は注意してください!
治療が必要な病的飛蚊症を患っている人は、病気の発症で日常生活の中で変化が起こります。
網膜剥離が原因の場合に起きる変化が、視力の低下です。
目の使い過ぎによる一般的な視力低下は、緩やかに進行していくため、自覚するまでに時間が掛かると言われています。
一方、網膜剥離は、低下するスピードが速く、違和感を覚えやすいのが特徴です。
それまで当たり前に見えていた遠くの景色が、ある日を境に突如見えなくなる変化が起きた時は、網膜剥離による飛蚊症を疑う必要があります。
症状が出たら早めに診察を受ける
飛蚊症は加齢による目の衰えが原因で発症することもあるため、症状が出たことを自覚してもそのまま放置してしまう人がたくさんいます。
万が一原因が目の病気だった場合、治療を受けずにいれば失明などの大きなトラブルに発展しかねません。
自己判断で放置をせずに、症状が出始めた段階で早めに専門医の診察を受ける必要があります。